盆が過ぎても猛暑は続き、いつまで続くのだろうと思われたが、台風と前線の影響で2週間ぶりに雨が降り、ようやく暑さが少し和らいで来た。晴れた日の昼間の陽射しはまだ夏の盛りを思わせるものの、朝晩は25℃前後まで下がり、過ごしやすくなった。
朝食を済ませ8時頃に散歩へ出かける。湿度が高いせいか、歩いているうちに汗が滲む。
8月初めの夏の盛り、橋の工事現場の前を通ったとき、東南アジア系のおばさんが交通整理の見張り役をしていた。炎天下の中、1日中立ちっぱなしで大変だろうと思いながら挨拶をして通り過ぎようとすると、向こうから声をかけて来た。
今どんな作業をしているとか、あと何日で終わる予定かなどを話をしてくれた。そしてふと、「この数日、よく蛇が出るんですよ」と言う。暑いので日陰を探して立っていたところ、すぐ後ろに大きな蛇がいて、思わず「ギャー」と大声で叫んでしまったそうだ。蛇もさぞかし驚いたことだろう。
最近は蛇をほとんど見かけない。ストックでコツコツ音を立てて歩いていると、蛇も用心して出てこないのだろうと、勝手に理屈をつけている。
猫のいる小屋に差し掛かった。最近はトラとシロクロ、そして子猫の3匹が、私が来るのを待っていたかのように小屋の中から外へ出て来る。時には、私の足音を聞いて、小屋の外に出て待っていることもある。
子猫はこの頃、ずいぶん人に慣れて来た。そっと背中を撫でようと手を伸ばすと、小さな前足でちょいとひっかくようなしぐさをする。子猫の爪は細く鋭く、ほんの少し触れただけでも細い傷がつく。
子猫は最近になってメザシを食べるようになった。ただ、半分ほど食べると食べきれないのか、ぽいと放り出してしまう。トラは無心に食べ続け、シロクロは食が細くあまり多くは食べない。
子猫はまだ親猫の半分ほどの大きさしかない。あと3か月もすれば冬が来る。それまでに体を大きくし、自分で餌が取れるようになるだろうかと心配になる。その年に生まれた子猫は、その年の冬という最初の試練を乗り切れるかどうかが試される。自然は情け容赦がない。
散歩を続け、両側を木々で覆われた道に入ると、蝉の声が一段と大きくなる。主にミンミンゼミやアブラゼミであるが、ツクツクボーシも聞こえるようになった。しばらくしてヒグラシの澄んだ鳴き声が聞こえて来た。なんと透き通ったきれいな声だろうと聞き入る。林の隅々までしみていくようだ。
最近、気のせいか蝉(昆虫)が怖いという大人(男女問わず)が増えているような気がする。バッタが怖いと言う人もいる。かまきりは、噛みつくこともあるので怖いと思うのは分かるが、蝉やバッタは何もしないのに、何故怖いと思うのだろう。
AI聞いてみた。確かに統計的に増えているそうな。動きが予測できないことや、突然大きいな音をたてること、触ると病気になるのではという不安から、蝉を見ると体に緊張が走るらしい。都市化が進み、自然と触れあう機会が減ったことが大きく影響しているようだ。



